CCNA「IPサービス」練習問題(29問・解説つき)

Cisco CCNA 200-301「IPサービス」の4択問題集。正解と選択肢ごとの個別解説つきで、過去問対策・例題演習に。

主なテーマ:NAT・DHCP・DNS・NTP・SNMP・QoS

▶ この分野をクイズ形式で解く
第1問 ・ CCNA / IPサービス

プライベートIPをグローバルIPに変換する技術は?

  1. NAT✓ 正解
  2. STP
  3. VTP
  4. CDP
💡 NAT(Network Address Translation)が内部のプライベートIPと外部のグローバルIPを相互変換します。
○ NAT:NATが内部のプライベートIPと外部のグローバルIPを相互変換するので正しい。
✕ STP:STPはL2のループ防止プロトコルでアドレス変換は行わないので誤り。
✕ VTP:VTPはVLAN情報を同期するプロトコルでアドレス変換とは無関係なので誤り。
✕ CDP:CDPはシスコ独自の隣接機器探索プロトコルでアドレス変換はしないので誤り。
第2問 ・ CCNA / IPサービス

IPアドレスやデフォルトゲートウェイを自動配布するのは?

  1. DNS
  2. DHCP✓ 正解
  3. NTP
  4. SNMP
💡 DHCPがIP・サブネット・GW・DNS等を自動割当。DNSは名前解決、NTPは時刻同期です。
✕ DNS:DNSは名前解決を行うプロトコルでIP自動配布の役割ではないので誤り。
○ DHCP:DHCPがIP・サブネット・GW・DNS等を自動割当するので正しい。
✕ NTP:NTPは時刻同期を行うプロトコルでIP配布はしないので誤り。
✕ SNMP:SNMPは機器の監視・管理用でIP自動配布の機能ではないので誤り。
第3問 ・ CCNA / IPサービス

DNSの名前解決に使う標準ポート番号は?

  1. 22
  2. 53✓ 正解
  3. 80
  4. 123
💡 DNSはポート53(通常UDP、ゾーン転送等はTCP)。123はNTP、80はHTTP、22はSSHです。
✕ 22:22はSSHのポートでDNSではないので誤り。
○ 53:DNSは名前解決にポート53を使うので正しい。
✕ 80:80はHTTPのポートでDNSではないので誤り。
✕ 123:123はNTPのポートでDNSではないので誤り。
第4問 ・ CCNA / IPサービス

DHCPのアドレス取得手順の正しい順序は?

  1. DORA✓ 正解
  2. ORDA
  3. ADOR
  4. RODA
💡 Discover→Offer→Request→Ack(DORA)の順。クライアントが発見し、サーバが提案・確定します。
○ DORA:Discover→Offer→Request→Ack(DORA)の順が正しい手順なので正しい。
✕ ORDA:ORDAは順序が誤っており正しいDHCP手順ではないので誤り。
✕ ADOR:ADORは順序が誤っており正しいDHCP手順ではないので誤り。
✕ RODA:RODAは順序が誤っており正しいDHCP手順ではないので誤り。
第5問 ・ CCNA / IPサービス

ゲートウェイ冗長を実現するシスコ独自プロトコルは?

  1. STP
  2. HSRP✓ 正解
  3. VTP
  4. CDP
💡 HSRPはシスコ独自のFHRPで仮想IPを共有し冗長化。業界標準はVRRPです。
✕ STP:STPはL2のループ防止プロトコルでゲートウェイ冗長化ではないので誤り。
○ HSRP:HSRPはシスコ独自のFHRPで仮想IPを共有しゲートウェイを冗長化するので正しい。
✕ VTP:VTPはVLAN情報同期用でゲートウェイ冗長化ではないので誤り。
✕ CDP:CDPは隣接機器探索用でゲートウェイ冗長化ではないので誤り。
第6問 ・ CCNA / IPサービス

HTTPS通信で標準的に使われるポート番号は?

  1. 80
  2. 22
  3. 443✓ 正解
  4. 8080
💡 HTTPSはTLSで暗号化したHTTPでポート443を使います。80は平文HTTP、22はSSHです。
✕ 80:80は平文HTTPのポートでHTTPSではないので誤り。
✕ 22:22はSSHのポートでHTTPSではないので誤り。
○ 443:HTTPSはTLSで暗号化したHTTPでポート443を使うので正しい。
✕ 8080:8080は代替HTTP用ポートでHTTPS標準ポートではないので誤り。
第7問 ・ CCNA / IPサービス

PAT(NATオーバーロード)が多数の内部ホストを区別する基準は?

  1. MACアドレス
  2. VLAN
  3. ポート番号✓ 正解
  4. ホスト名
💡 PATは送信元ポート番号を変換・管理し、1つのグローバルIPを多数の内部ホストで共有します。
✕ MACアドレス:MACアドレスはL2情報でPATの内部ホスト区別の基準ではないので誤り。
✕ VLAN:VLANはPATが内部ホストを区別する基準ではないので誤り。
○ ポート番号:PATは送信元ポート番号を変換・管理して内部ホストを区別するので正しい。
✕ ホスト名:ホスト名はPATの区別基準ではないので誤り。
第8問 ・ CCNA / IPサービス

ネットワーク機器を監視・管理する標準プロトコルは?

  1. SNMP✓ 正解
  2. SMTP
  3. NTP
  4. DNS
💡 SNMPは機器の状態取得や通知(トラップ)で監視・管理を行います。SMTPはメール送信用です。
○ SNMP:SNMPは機器の状態取得や通知(トラップ)で監視・管理を行うので正しい。
✕ SMTP:SMTPはメール送信用プロトコルで機器監視ではないので誤り。
✕ NTP:NTPは時刻同期用プロトコルで機器監視ではないので誤り。
✕ DNS:DNSは名前解決用プロトコルで機器監視ではないので誤り。
第9問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router(config)#

NTPで時刻配信を行う上位サーバを指定し、自身をNTPクライアントとして設定するコマンドはどれですか。

  1. ntp master 3
  2. ntp server 10.1.1.1✓ 正解
  3. clock timezone JST 9
  4. ntp authenticate
💡 「ntp server <IP>」で同期先の上位NTPサーバを指定し、ルータはクライアントとして時刻同期します。ntp masterは自身を基準サーバにするコマンドです。
✕ ntp master 3:ntp masterは自身を基準時刻源にする設定で、上位サーバへの同期クライアント設定ではないため誤り。
○ ntp server 10.1.1.1:正しい。ntp server <IP>で上位NTPサーバを指定し、自身はクライアントとして同期する。
✕ clock timezone JST 9:clock timezoneはタイムゾーンのオフセット設定で、NTP同期先の指定ではないため誤り。
✕ ntp authenticate:ntp authenticateはNTP認証を有効化する設定で、サーバ指定自体は行わないため誤り。
第10問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Switch(config-if)#

クライアントが配置されたVLANにDHCPサーバが存在せず、別セグメントのDHCPサーバへブロードキャストを中継させたい。SVIに設定すべきコマンドはどれですか。

  1. ip dhcp pool LAN
  2. ip helper-address 192.168.10.5✓ 正解
  3. ip dhcp excluded-address 192.168.1.1
  4. ip forward-protocol nd
💡 DHCPリレー機能は受信インターフェース(SVI)に「ip helper-address」で対象サーバのアドレスを指定し、ブロードキャストをユニキャストで転送します。
✕ ip dhcp pool LAN:ip dhcp poolはルータ自身をDHCPサーバにする設定で、別セグメントへの中継ではないため誤り。
○ ip helper-address 192.168.10.5:正しい。ip helper-addressをSVIに設定しDHCPブロードキャストを対象サーバへユニキャスト中継する。
✕ ip dhcp excluded-address 192.168.1.1:excluded-addressは自前DHCPプールで配布除外する設定で、リレーには関係しないため誤り。
✕ ip forward-protocol nd:ip forward-protocol ndはNetBIOS等の転送調整で、helper指定単独の代替にならないため誤り。
第11問 ・ CCNA / IPサービス

Syslogの重大度レベルにおいて、数値が最も小さく最重大度を示すのはどれですか。

  1. Emergency (0)✓ 正解
  2. Error (3)
  3. Warning (4)
  4. Debugging (7)
💡 Syslogの重大度は0〜7で、数値が小さいほど重大です。0のEmergencyはシステムが使用不能な最重大レベルで、7のDebuggingが最も軽微です。
○ Emergency (0):正しい。Syslogは数値が小さいほど重大で、0のEmergencyが最重大レベル。
✕ Error (3):Error(3)はEmergencyより数値が大きく最重大ではないため誤り。
✕ Warning (4):Warning(4)はさらに軽いレベルで最重大ではないため誤り。
✕ Debugging (7):Debugging(7)は最大値で最も軽微なレベルであり最重大ではないため誤り。
第12問 ・ CCNA / IPサービス

ネットワーク監視で機密性・完全性・認証(暗号化とユーザ認証)を備えたSNMPのバージョンはどれですか。

  1. SNMPv1
  2. SNMPv2c
  3. SNMPv3✓ 正解
  4. SNMPv2
💡 SNMPv3のみが認証(authentication)と暗号化(privacy)をサポートし、メッセージの完全性と機密性を提供します。v1/v2cはコミュニティ文字列による平文認証のみです。
✕ SNMPv1:SNMPv1はコミュニティ文字列による平文認証のみで暗号化が無いため誤り。
✕ SNMPv2c:SNMPv2cもコミュニティ文字列ベースで暗号化・認証を備えないため誤り。
○ SNMPv3:正しい。SNMPv3のみ認証と暗号化を備え、完全性と機密性を提供する。
✕ SNMPv2:SNMPv2(v2cと同系)は暗号化や強固な認証を持たないため誤り。
第13問 ・ CCNA / IPサービス

QoSにおいて、契約レートを超過したトラフィックをバッファに蓄えて平滑化し、後で送出する手法はどれですか。

  1. ポリシング
  2. シェーピング✓ 正解
  3. 分類(クラシフィケーション)
  4. マーキング
💡 シェーピングは超過トラフィックをバッファに保持して遅延・平滑化し送出します。一方ポリシングは超過分を破棄またはリマークし、バッファリングしません。
✕ ポリシング:ポリシングは超過分を破棄/リマークしバッファリングせず平滑化しないため誤り。
○ シェーピング:正しい。シェーピングは超過トラフィックをバッファに蓄え遅延・平滑化して送出する。
✕ 分類(クラシフィケーション):分類はトラフィックを識別する処理で、蓄積・平滑化は行わないため誤り。
✕ マーキング:マーキングはDSCP等の優先度値を付与する処理で、バッファ平滑化ではないため誤り。
第14問 ・ CCNA / IPサービス

スタティックNATの特徴として正しいものはどれですか。

  1. 1つの内部ローカルアドレスを1つの内部グローバルアドレスに固定的に1対1で変換する✓ 正解
  2. 1つのグローバルアドレスを多数の内部ホストでポート番号により共有する
  3. アドレスプールから空いているグローバルアドレスを動的に割り当てる
  4. 内部のプライベートアドレスをそのまま外部へ送出し変換は行わない
💡 スタティックNATは内部ローカルと内部グローバルを管理者が固定的に1対1でマッピングします。外部から特定の内部サーバへ常に同じグローバルIPで到達させたい場合に使います。
○ 1つの内部ローカルアドレスを1つの内部グローバルアドレスに固定的に1対1で変換する:正解。スタティックNATは1つの内部ローカルを1つの内部グローバルに固定的に1対1で対応付けます。
✕ 1つのグローバルアドレスを多数の内部ホストでポート番号により共有する:1つのグローバルIPをポート番号で多数共有するのはPAT(NATオーバーロード)であり、スタティックNATではありません。
✕ アドレスプールから空いているグローバルアドレスを動的に割り当てる:プールから動的に割り当てるのはダイナミックNATで、スタティックNATの固定対応とは異なります。
✕ 内部のプライベートアドレスをそのまま外部へ送出し変換は行わない:NATは定義上アドレス変換を行うものであり、変換しないという説明は誤りです。
第15問 ・ CCNA / IPサービス

NATの用語で、外部ネットワークから見た内部ホストの変換後アドレスを指すのはどれですか。

  1. 内部ローカルアドレス(inside local)
  2. 内部グローバルアドレス(inside global)✓ 正解
  3. 外部ローカルアドレス(outside local)
  4. 外部グローバルアドレス(outside global)
💡 内部グローバル(inside global)は内部ホストが外部から見えるときの変換後アドレスです。内部ローカルは内部側で使う実際のプライベートアドレスを指します。
✕ 内部ローカルアドレス(inside local):内部ローカルは内部ネットワーク内で使われる実際のアドレスで、外部から見た変換後アドレスではありません。
○ 内部グローバルアドレス(inside global):正解。内部グローバルは内部ホストが外部から見えるときの変換後(通常グローバル)アドレスです。
✕ 外部ローカルアドレス(outside local):外部ローカルは内部から見た外部ホストのアドレスを指し、内部ホストの変換後アドレスではありません。
✕ 外部グローバルアドレス(outside global):外部グローバルは外部ホストが本来持つアドレスを指し、内部ホストの変換後アドレスではありません。
第16問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router#

現在アクティブなNAT変換のエントリ一覧(内部ローカルと内部グローバルの対応)を確認する特権モードコマンドはどれですか。

  1. show ip nat translations✓ 正解
  2. show ip nat pool
  3. show running-config nat
  4. show ip route nat
💡 show ip nat translations で現在の変換テーブル(内部ローカル/内部グローバル/外部の対応)を確認できます。統計情報は show ip nat statistics です。
○ show ip nat translations:正解。show ip nat translations は現在アクティブな変換エントリの一覧を表示します。
✕ show ip nat pool:show ip nat pool はIOSの一般的な確認コマンドではなく、変換一覧の表示には使いません。
✕ show running-config nat:show running-config nat という構文はなく、NAT変換テーブルの一覧は表示できません。
✕ show ip route nat:show ip route nat は有効なIOSコマンドではなく、変換テーブルは表示できません。
第17問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router(config)#

ルータをDHCPサーバにする際、特定アドレス範囲をDHCPで配布させず除外するグローバルコンフィグコマンドはどれですか。

  1. ip dhcp excluded-address 192.168.1.1 192.168.1.10✓ 正解
  2. ip dhcp pool exclude 192.168.1.1
  3. ip dhcp reserved 192.168.1.1 192.168.1.10
  4. ip helper-address 192.168.1.1
💡 ip dhcp excluded-address <開始> <終了> で、ゲートウェイやサーバ用に静的に使うアドレスをDHCP配布対象から除外します。
○ ip dhcp excluded-address 192.168.1.1 192.168.1.10:正解。ip dhcp excluded-address は指定範囲をDHCPの配布対象から除外する正しいコマンドです。
✕ ip dhcp pool exclude 192.168.1.1:ip dhcp pool exclude という構文はなく、除外設定はできません。
✕ ip dhcp reserved 192.168.1.1 192.168.1.10:ip dhcp reserved はIOSの構文になく、配布除外には使えません。
✕ ip helper-address 192.168.1.1:ip helper-address は別セグメントのDHCPサーバへブロードキャストを中継する設定で、除外設定ではありません。
第18問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router(dhcp-config)#

ルータのDHCPプール TEST の中で、クライアントへ通知するデフォルトゲートウェイを設定するコマンドはどれですか。

  1. default-router 192.168.1.1✓ 正解
  2. network 192.168.1.0 255.255.255.0
  3. dns-server 192.168.1.1
  4. gateway 192.168.1.1
💡 DHCPプール内で default-router によりクライアントに通知するデフォルトゲートウェイを指定します。network は配布するサブネット、dns-server はDNSサーバの指定です。
○ default-router 192.168.1.1:正解。default-router はDHCPプールでクライアントへ通知するデフォルトゲートウェイを指定するコマンドです。
✕ network 192.168.1.0 255.255.255.0:network は配布する対象サブネットを指定するもので、ゲートウェイの通知設定ではありません。
✕ dns-server 192.168.1.1:dns-server はクライアントへ通知するDNSサーバの指定で、ゲートウェイ設定ではありません。
✕ gateway 192.168.1.1:gateway はDHCPプールの正しい構文ではなく、ゲートウェイ通知には使えません。
第19問 ・ CCNA / IPサービス

DHCPのDORAで、クライアントが特定のサーバからの提案を正式に要求し、他サーバの提案を断る役割を持つメッセージはどれですか。

  1. DHCP Discover
  2. DHCP Offer
  3. DHCP Request✓ 正解
  4. DHCP Ack
💡 DHCP Requestは、複数のOfferの中から1つを選んでそのサーバへ正式に要求し、結果的に他サーバの提案を辞退する意味も持ちます。最後のAckで割当が確定します。
✕ DHCP Discover:Discoverはサーバを探すための最初のブロードキャストで、提案を要求・辞退する段階ではありません。
✕ DHCP Offer:Offerはサーバ側がアドレスを提案するメッセージで、クライアントが要求するものではありません。
○ DHCP Request:正解。Requestはクライアントが選んだサーバへ正式要求し、他の提案を辞退する意味を持つメッセージです。
✕ DHCP Ack:Ackはサーバが最終的に割当を確定する応答で、要求・辞退を行う段階ではありません。
第20問 ・ CCNA / IPサービス

DNSで、ホスト名をIPv4アドレスに対応付けるために使われるリソースレコードはどれですか。

  1. Aレコード✓ 正解
  2. MXレコード
  3. PTRレコード
  4. CNAMEレコード
💡 Aレコードはホスト名とIPv4アドレスを対応付けます。IPv6はAAAA、メール配送先はMX、逆引きはPTR、別名はCNAMEです。
○ Aレコード:正解。Aレコードはホスト名をIPv4アドレスに対応付けるレコードです。
✕ MXレコード:MXレコードはドメインのメール配送先サーバを示すもので、IPv4アドレス解決用ではありません。
✕ PTRレコード:PTRレコードはIPアドレスからホスト名への逆引きに使われ、正引きのIPv4解決用ではありません。
✕ CNAMEレコード:CNAMEレコードはホスト名の別名(エイリアス)を定義するもので、直接IPv4を返すレコードではありません。
第21問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router(config)#

Ciscoルータで名前解決に使用するDNSサーバを 8.8.8.8 に指定するグローバルコンフィグコマンドはどれですか。

  1. ip name-server 8.8.8.8✓ 正解
  2. ip dns-server 8.8.8.8
  3. dns server 8.8.8.8
  4. ip domain-server 8.8.8.8
💡 ip name-server <IP> でルータが問い合わせるDNSサーバを指定します。名前解決自体は ip domain-lookup が有効である必要があります。
○ ip name-server 8.8.8.8:正解。ip name-server 8.8.8.8 はルータが利用するDNSサーバを指定する正しいコマンドです。
✕ ip dns-server 8.8.8.8:ip dns-server はIOSの構文になく、DNSサーバ指定には使えません。
✕ dns server 8.8.8.8:dns server はCisco IOSの構文ではなく、DNSサーバは指定できません。
✕ ip domain-server 8.8.8.8:ip domain-server はIOSの正しい構文ではなく、DNSサーバ指定には使えません。
第22問 ・ CCNA / IPサービス

NTPのstratum(階層)に関する説明として正しいものはどれですか。

  1. 数値が小さいほど基準時刻源に近く、より正確であることを示す✓ 正解
  2. 数値が大きいほど基準時刻源に近く正確であることを示す
  3. stratum値はネットワークの遅延(ミリ秒)を直接表す
  4. stratum 0はNTPに非対応の機器であることを示す
💡 stratumは基準時刻源からの階層の深さで、値が小さいほど源に近く正確です。原子時計等のstratum0直結がstratum1、その配下がstratum2と増えていきます。
○ 数値が小さいほど基準時刻源に近く、より正確であることを示す:正解。stratumは値が小さいほど基準時刻源に近く、より正確であることを示します。
✕ 数値が大きいほど基準時刻源に近く正確であることを示す:数値が大きいほど源から遠く精度が下がるため、大きいほど正確という説明は誤りです。
✕ stratum値はネットワークの遅延(ミリ秒)を直接表す:stratumは階層の深さを表す指標で、遅延のミリ秒値を直接表すものではありません。
✕ stratum 0はNTPに非対応の機器であることを示す:stratum0は原子時計等の基準時刻源そのものを指し、NTP非対応機器を示すものではありません。
第23問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router#

NTPの同期状態(参照先サーバや同期済みかどうか)を確認する特権モードコマンドはどれですか。

  1. show ntp status✓ 正解
  2. show clock detail
  3. show ntp master
  4. show ip ntp
💡 show ntp status で同期の有無・参照先・stratum等を確認できます。show ntp associations は関連付けたサーバ一覧の確認に使います。
○ show ntp status:正解。show ntp status は同期状態や参照先サーバ、stratumを確認する正しいコマンドです。
✕ show clock detail:show clock detail は現在時刻と時刻源の概要を示しますが、NTP同期の詳細状態確認用ではありません。
✕ show ntp master:show ntp master はIOSの一般的な確認コマンドではなく、同期状態の確認には使いません。
✕ show ip ntp:show ip ntp はIOSの構文になく、NTP同期状態は確認できません。
第24問 ・ CCNA / IPサービス

SNMPで、エージェントがマネージャへ送る非同期通知のうち、マネージャからの受信確認(ACK)を伴う信頼性の高い通知はどれですか。

  1. trap(トラップ)
  2. inform(インフォーム)✓ 正解
  3. get-request
  4. set-request
💡 informはマネージャからの受信確認を求め、未達なら再送するため信頼性が高い通知です。trapは送りっぱなしで確認を伴いません。
✕ trap(トラップ):trapはエージェントからの送りっぱなしの通知で、受信確認(ACK)を伴いません。
○ inform(インフォーム):正解。informはマネージャの受信確認を求め再送も行うため、信頼性の高い通知です。
✕ get-request:get-requestはマネージャがエージェントから値を取得する要求で、エージェント発の通知ではありません。
✕ set-request:set-requestはマネージャがエージェントの値を設定する要求で、通知メッセージではありません。
第25問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router(config)#

Syslogメッセージを送信するログサーバ(10.1.1.50)を指定するグローバルコンフィグコマンドはどれですか。

  1. logging host 10.1.1.50✓ 正解
  2. logging level 10.1.1.50
  3. syslog server 10.1.1.50
  4. logging trap 10.1.1.50
💡 logging host <IP>(または logging <IP>)で外部Syslogサーバの宛先を指定します。送信する重大度は logging trap <レベル> で絞り込みます。
○ logging host 10.1.1.50:正解。logging host 10.1.1.50 はSyslogの送信先サーバを指定する正しいコマンドです。
✕ logging level 10.1.1.50:logging level という構文でIPを指定するのは誤りで、宛先指定には使えません。
✕ syslog server 10.1.1.50:syslog server はCisco IOSの構文ではなく、Syslog宛先は指定できません。
✕ logging trap 10.1.1.50:logging trap は送信する重大度レベルを指定するコマンドで、引数はIPではなくレベルです。
第26問 ・ CCNA / IPサービス

QoSで音声(VoIP)トラフィックに一般的に推奨されるDSCP値はどれですか。

  1. EF(Expedited Forwarding, DSCP 46)✓ 正解
  2. DF(Default, DSCP 0)
  3. AF11(DSCP 10)
  4. CS1(DSCP 8)
💡 音声は低遅延・低ジッタが求められるため、最優先で転送するEF(DSCP 46)でマーキングするのが一般的です。DF(0)はベストエフォートです。
○ EF(Expedited Forwarding, DSCP 46):正解。VoIPは低遅延が必要なため、最優先のEF(DSCP 46)でマーキングするのが一般的です。
✕ DF(Default, DSCP 0):DF(DSCP 0)はベストエフォートの既定値で、優先扱いが必要な音声には適しません。
✕ AF11(DSCP 10):AF11(DSCP 10)は低優先クラスのデータ向けで、音声の最優先マーキングには使いません。
✕ CS1(DSCP 8):CS1(DSCP 8)はスカベンジャ等の低優先トラフィック向けで、音声には適しません。
第27問 ・ CCNA / IPサービス

QoSのポリシング(policing)とシェーピング(shaping)の違いとして正しいものはどれですか。

  1. ポリシングは超過分を破棄または再マーキングし、シェーピングは超過分をバッファに蓄えて遅延送出する✓ 正解
  2. ポリシングは超過分をバッファに蓄え、シェーピングは超過分を即座に破棄する
  3. どちらも超過分を必ず破棄し、動作に違いはない
  4. ポリシングは出力方向のみ、シェーピングは入力方向のみで動作する
💡 ポリシングは契約レート超過分を破棄(またはマーキング変更)してバースト的、シェーピングはバッファで平滑化して遅延させつつ送出します。シェーピングは通常出力方向で使われます。
○ ポリシングは超過分を破棄または再マーキングし、シェーピングは超過分をバッファに蓄えて遅延送出する:正解。ポリシングは超過分を破棄/再マーキングし、シェーピングはバッファに蓄えて遅延送出します。
✕ ポリシングは超過分をバッファに蓄え、シェーピングは超過分を即座に破棄する:バッファに蓄えるのはシェーピング、即破棄寄りなのはポリシングであり、説明が逆です。
✕ どちらも超過分を必ず破棄し、動作に違いはない:シェーピングはバッファで平滑化し破棄を抑えるため、両者が必ず破棄するという説明は誤りです。
✕ ポリシングは出力方向のみ、シェーピングは入力方向のみで動作する:シェーピングは一般に出力方向で動作し、入力方向のみという限定は誤りです。
第28問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router(config-if)#

ルータのインターフェースを、DHCPサーバからIPアドレスを自動取得するDHCPクライアントとして設定するコマンドはどれですか。

  1. ip address dhcp✓ 正解
  2. ip dhcp client enable
  3. ip address negotiated
  4. dhcp ip address
💡 インターフェースコンフィグで ip address dhcp を設定すると、そのインターフェースはDHCPクライアントとして動作しIPを自動取得します。
○ ip address dhcp:正解。ip address dhcp はインターフェースをDHCPクライアントにしIPを自動取得させる正しいコマンドです。
✕ ip dhcp client enable:ip dhcp client enable はIOSの一般的な構文ではなく、クライアント設定には使いません。
✕ ip address negotiated:ip address negotiated はPPP等の文脈の語で、DHCPによるIP取得設定ではありません。
✕ dhcp ip address:dhcp ip address は語順が不正で、有効なIOSコマンドではありません。
第29問 ・ CCNA / IPサービス ・ コマンド問題
Router(config-if)#

インターフェースコンフィグモードで、そのインターフェースを管理的に有効化するコマンドはどれですか。

  1. no shutdown✓ 正解
  2. shutdown
  3. enable interface
  4. no disable
💡 Ciscoのインターフェースは既定でshutdownのことがあり、no shutdown で有効化します。略記は no shut です。
○ no shutdown:no shutdown はインターフェースを管理的に有効化する正しいコマンドです。
✕ shutdown:shutdown はインターフェースを管理的に無効化(停止)するコマンドで、逆の動作です。
✕ enable interface:enable interface はIOSの構文になく、インターフェースは有効化できません。
✕ no disable:no disable はIOSの構文になく、有効化には使えません。
▶ この分野をクイズ形式で解く