LPIC-1「システムアーキテクチャ」練習問題(21問・解説つき)
LPIC-1(101/102 試験)「システムアーキテクチャ」の4択問題集。正解と選択肢ごとの個別解説つきで、過去問対策・例題演習に。
主なテーマ:起動シーケンス・systemd・カーネルモジュール
▶ この分野をクイズ形式で解く第1問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
FHSで、ホスト固有の設定ファイルが置かれるディレクトリは?
- /bin
- /etc✓ 正解
- /var
- /proc
💡 /etcにホスト固有の設定を配置。/varは可変データ、/procはカーネル/プロセスの仮想情報です。
✕ /bin:/bin は基本コマンドの実行ファイル置き場で、設定ファイルは配置しません。
○ /etc:正解。FHSでは/etcにホスト固有の設定ファイルを配置します。
✕ /var:/var はログやスプール等の可変データ用で、設定ファイルの標準位置ではありません。
✕ /proc:/proc はカーネル/プロセスの情報を提供する仮想FSで、設定ファイルはありません。
第2問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
$
現在ロードされているカーネルモジュールの一覧を表示するコマンドはどれですか。
- lsmod✓ 正解
- modinfo
- depmod
- insmod
💡 lsmod は /proc/modules の内容を整形して、ロード済みモジュールとその使用状況を一覧表示します。
○ lsmod:正解。lsmod は /proc/modules を整形し、ロード済みモジュールと使用状況を一覧表示します。
✕ modinfo:modinfo は指定したモジュールの詳細情報を表示するだけで、一覧表示は行いません。
✕ depmod:depmod はモジュール間の依存関係(modules.dep)を生成・更新するコマンドで、一覧表示ではありません。
✕ insmod:insmod は単一モジュールをロードするコマンドで、ロード済み一覧の表示には使えません。
第3問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
#
依存関係を自動的に解決しながらカーネルモジュールをロードするコマンドはどれですか。
- insmod
- modprobe✓ 正解
- rmmod
- lsmod
💡 modprobe は modules.dep を参照して依存モジュールごとロードします。insmod は依存解決を行わず単一ファイルを直接ロードします。
✕ insmod:insmod は依存解決を行わず、指定した単一モジュールファイルを直接ロードするだけです。
○ modprobe:正解。modprobe は modules.dep を参照し、依存モジュールごと自動でロードします。
✕ rmmod:rmmod はロード済みモジュールをアンロードするコマンドで、ロード用ではありません。
✕ lsmod:lsmod はロード済みモジュールの一覧表示専用で、ロード操作は行いません。
第4問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
$
PCIバスに接続されたデバイスの一覧を表示するコマンドはどれですか。
- lsusb
- lsblk
- lspci✓ 正解
- lsdev
💡 lspci は PCI バス上のデバイス情報を表示します。USB デバイスは lsusb で確認します。
✕ lsusb:lsusb は USB バス上のデバイスを表示するコマンドで、PCI デバイスは対象外です。
✕ lsblk:lsblk はブロックデバイス(ディスク等)をツリー表示するコマンドで、PCI 一覧ではありません。
○ lspci:正解。lspci は PCI バスに接続されたデバイスの情報を一覧表示します。
✕ lsdev:lsdev は古いツールでPCI専用ではなく、標準でPCI一覧用には使われません。
第5問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
$
カーネルのリングバッファに記録された起動時メッセージを表示するコマンドはどれですか。
- dmesg✓ 正解
- uptime
- uname
- lsmod
💡 dmesg はカーネルのリングバッファを表示し、ハードウェア検出やドライバの読み込み状況を確認できます。
○ dmesg:正解。dmesg はカーネルのリングバッファを表示し、起動時メッセージやデバイス検出を確認できます。
✕ uptime:uptime は稼働時間と負荷平均を表示するコマンドで、カーネルメッセージは表示しません。
✕ uname:uname はカーネル名やバージョン等のシステム情報を表示するだけです。
✕ lsmod:lsmod はロード済みカーネルモジュールの一覧表示で、起動メッセージは扱いません。
第6問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
UEFI/BIOSベースのPCにおける一般的な起動シーケンスとして正しいものはどれですか。
- ブートローダ → BIOS/UEFI → init/systemd → カーネル
- BIOS/UEFI → ブートローダ → カーネル → init/systemd✓ 正解
- カーネル → BIOS/UEFI → ブートローダ → init/systemd
- BIOS/UEFI → カーネル → init/systemd → ブートローダ
💡 電源投入後 BIOS/UEFI がブートローダ(GRUB等)を起動し、ブートローダがカーネルをロード、最後にカーネルが init/systemd を起動します。
✕ ブートローダ → BIOS/UEFI → init/systemd → カーネル:ブートローダが BIOS/UEFI より先に動く順序は誤りで、最初に動くのはファームウェアです。
○ BIOS/UEFI → ブートローダ → カーネル → init/systemd:正解。BIOS/UEFI→ブートローダ→カーネル→init/systemd が正しい起動順序です。
✕ カーネル → BIOS/UEFI → ブートローダ → init/systemd:カーネルが最初に動く順序は誤りで、ファームウェアとブートローダが先行します。
✕ BIOS/UEFI → カーネル → init/systemd → ブートローダ:BIOS/UEFI 直後にカーネルが動きブートローダが最後になる順序は誤りです。
第7問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
#
systemd環境で、現在の起動(今回のブート)に関するログだけをjournalから表示するコマンドはどれですか。
- journalctl --since today
- journalctl -b✓ 正解
- journalctl -f
- journalctl -k
💡 journalctl -b は現在のブート以降のログを表示します。過去のブートは -b -1 のように指定します。
✕ journalctl --since today:--since today は当日のログを表示しますが、現在ブートに限定するものではありません。
○ journalctl -b:正解。journalctl -b は今回のブート以降のログだけを表示します。
✕ journalctl -f:-f はログの末尾をリアルタイム追従するオプションで、ブート単位の抽出ではありません。
✕ journalctl -k:-k はカーネルメッセージのみを表示するオプションで、現在ブート限定の指定ではありません。
第8問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
$
systemdでデフォルトで起動するターゲット(旧ランレベルに相当)を確認するコマンドはどれですか。
- systemctl get-default✓ 正解
- systemctl is-active
- runlevel
- systemctl list-units
💡 systemctl get-default は既定のターゲット(multi-user.target や graphical.target 等)を表示します。runlevel は現在のSysVinit互換ランレベルを示すものです。
○ systemctl get-default:正解。systemctl get-default は既定で起動するターゲットを表示します。
✕ systemctl is-active:is-active は指定ユニットが稼働中かを判定するもので、既定ターゲット表示ではありません。
✕ runlevel:runlevel は現在のSysVinit互換ランレベルを示すもので、既定ターゲットの取得ではありません。
✕ systemctl list-units:list-units は読み込み済みユニットの一覧表示で、既定ターゲットの確認用ではありません。
第9問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
SysVinitのランレベル5(GUIマルチユーザ)に相当するsystemdのターゲットはどれですか。
- multi-user.target
- rescue.target
- graphical.target✓ 正解
- poweroff.target
💡 graphical.target がランレベル5に対応します。CUIのみのランレベル3は multi-user.target に対応します。
✕ multi-user.target:multi-user.target はCUIのランレベル3に相当し、ランレベル5ではありません。
✕ rescue.target:rescue.target はシングルユーザモード相当(ランレベル1)で、ランレベル5ではありません。
○ graphical.target:正解。graphical.target がGUIマルチユーザのランレベル5に対応します。
✕ poweroff.target:poweroff.target はシステム停止(ランレベル0)に相当し、ランレベル5ではありません。
第10問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
#
システムを直ちに停止して電源を切るsystemdのコマンドはどれですか。
- systemctl reboot
- systemctl suspend
- systemctl poweroff✓ 正解
- systemctl isolate multi-user.target
💡 systemctl poweroff はシステムを停止し電源を切ります。reboot は再起動、isolate は指定ターゲットへの切り替えです。
✕ systemctl reboot:systemctl reboot はシステムを再起動するコマンドで、電源を切るものではありません。
✕ systemctl suspend:systemctl suspend はサスペンド(スリープ)させるだけで、停止・電源断ではありません。
○ systemctl poweroff:正解。systemctl poweroff はシステムを停止して電源を切ります。
✕ systemctl isolate multi-user.target:isolate multi-user.target は指定ターゲットへの切り替えで、電源を切る操作ではありません。
第11問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
$
指定したカーネルモジュールの作者・ライセンス・パラメータなどの詳細情報を表示するコマンドはどれですか。
- modinfo✓ 正解
- lsmod
- depmod
- modprobe -r
💡 modinfo <モジュール名> はモジュールファイル(.ko)からファイル名・author・license・依存・受け付けるparmなどを読み出して表示します。
○ modinfo:正解。modinfo はモジュールの author・license・依存・受け付けるparm 等の詳細情報を表示します。
✕ lsmod:lsmod は現在ロード済みモジュールの一覧と使用状況を表示するだけで、個別の詳細情報は出しません。
✕ depmod:depmod は modules.dep 等の依存関係ファイルを生成・更新するコマンドで、詳細表示用ではありません。
✕ modprobe -r:modprobe -r はモジュールを依存ごとアンロードするコマンドで、情報表示は行いません。
第12問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
modprobe でモジュールをロードする際のオプションやエイリアス、ブラックリスト設定を記述する場所として正しいのはどれですか。
- /etc/fstab
- /etc/modprobe.d/ 以下の .conf ファイル✓ 正解
- /proc/modules
- /etc/inittab
💡 modprobe の挙動は /etc/modprobe.conf や /etc/modprobe.d/ 以下の .conf に options・alias・blacklist 等で設定します。/proc/modules は読み取り専用の状態表示です。
✕ /etc/fstab:/etc/fstab はマウント対象のファイルシステムを定義するファイルで、モジュール設定には使いません。
○ /etc/modprobe.d/ 以下の .conf ファイル:正解。/etc/modprobe.d/ 以下の .conf に options・alias・blacklist 等を記述して modprobe の挙動を設定します。
✕ /proc/modules:/proc/modules はロード済みモジュールを示す読み取り専用の仮想ファイルで、設定の記述場所ではありません。
✕ /etc/inittab:/etc/inittab は SysVinit のランレベル等を定義するファイルで、モジュール設定とは無関係です。
第13問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
$
USBバスに接続されたデバイスの一覧を表示するコマンドはどれですか。
- lsusb✓ 正解
- lspci
- lsblk
- lscpu
💡 lsusb はUSBバス上のデバイス(バス番号・デバイス番号・ベンダ/プロダクトID)を一覧表示します。PCIは lspci です。
○ lsusb:正解。lsusb はUSBバスに接続されたデバイスの一覧を表示します。
✕ lspci:lspci はPCIバス上のデバイスを表示するコマンドで、USBデバイスは対象外です。
✕ lsblk:lsblk はディスク等のブロックデバイスをツリー表示するコマンドで、USB一覧専用ではありません。
✕ lscpu:lscpu はCPUのアーキテクチャ情報を表示するコマンドで、USBデバイスは表示しません。
第14問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
$
ブロックデバイス(ディスクやパーティション)の構成をツリー状に一覧表示するコマンドはどれですか。
- lsblk✓ 正解
- lscpu
- lsmod
- lsusb
💡 lsblk はディスク・パーティション・LVM等のブロックデバイスを親子関係のツリーで表示します。CPU情報は lscpu です。
○ lsblk:正解。lsblk はブロックデバイス(ディスクやパーティション)をツリー状に一覧表示します。
✕ lscpu:lscpu はCPUのコア数やアーキテクチャ等を表示するコマンドで、ブロックデバイスは対象外です。
✕ lsmod:lsmod はロード済みカーネルモジュールの一覧表示で、ブロックデバイスは表示しません。
✕ lsusb:lsusb はUSBデバイスの一覧表示で、ディスク構成のツリー表示には使えません。
第15問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
udev のデバイス管理を監視・問い合わせし、ルールの再読み込みやイベントの監視を行う管理コマンドはどれですか。
- udevadm✓ 正解
- udevd
- modprobe
- sysctl
💡 udevadm は info でデバイス属性の問い合わせ、monitor でイベント監視、control --reload でルール再読み込み、trigger でイベント再送出などを行います。
○ udevadm:正解。udevadm は info・monitor・control --reload・trigger 等で udev を問い合わせ・制御します。
✕ udevd:udevd(systemd-udevd)は udev のデーモン本体で、管理者が問い合わせ・制御に使う対話コマンドではありません。
✕ modprobe:modprobe はカーネルモジュールのロード/アンロード用で、udevの制御コマンドではありません。
✕ sysctl:sysctl はカーネルパラメータ(/proc/sys)の参照・設定用で、udevの管理には使いません。
第16問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
現在実行中のカーネルに渡された起動パラメータ(カーネルコマンドライン)を確認できるファイルはどれですか。
- /proc/cmdline✓ 正解
- /proc/modules
- /etc/default/grub
- /boot/grub/grub.cfg
💡 /proc/cmdline には、ブートローダから現在のカーネルへ渡されたパラメータ(root= や ro、quiet など)がそのまま記録されています。
○ /proc/cmdline:正解。/proc/cmdline は実行中カーネルに渡された起動パラメータを示す読み取り専用ファイルです。
✕ /proc/modules:/proc/modules はロード済みモジュールの一覧で、カーネルコマンドラインは含みません。
✕ /etc/default/grub:/etc/default/grub は GRUB2 の設定の入力ファイルで、実行中カーネルに実際渡された値そのものではありません。
✕ /boot/grub/grub.cfg:/boot/grub/grub.cfg は生成済みのGRUB設定で、現在のカーネルへ渡された値の確認先は /proc/cmdline です。
第17問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
#
/etc/default/grub などの設定を反映して GRUB2 の設定ファイル grub.cfg を生成・更新するコマンドはどれですか。
- grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg✓ 正解
- grub-install /dev/sda
- update-initramfs -u
- mkinitrd
💡 grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg(Debian系は update-grub)が /etc/default/grub と /etc/grub.d/ を基に grub.cfg を生成します。grub-install はブートローダ本体を導入します。
○ grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg:正解。grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg は設定を基に grub.cfg を生成・更新します。
✕ grub-install /dev/sda:grub-install はGRUB本体をMBRやEFIに導入するコマンドで、grub.cfg の生成が主目的ではありません。
✕ update-initramfs -u:update-initramfs -u は initramfs を更新するコマンドで、GRUB設定の生成ではありません。
✕ mkinitrd:mkinitrd は initrd/initramfs を作成するコマンドで、grub.cfg の生成には使いません。
第18問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
ブートローダがカーネルと共に読み込み、実際のルートファイルシステムをマウントする前に必要なドライバ等を提供する一時的な初期RAMファイルシステムを何と呼びますか。
- initramfs(initrd)✓ 正解
- swap領域
- MBR
- GRUBステージ1
💡 initramfs(initrd)はメモリ上に展開される初期ルートFSで、ルートFSのマウントに必要なモジュール(ストレージドライバ等)を含み、その後本来のルートへ切り替えます。
○ initramfs(initrd):正解。initramfs(initrd)はルートFSマウント前に必要なドライバ等を提供する初期RAMファイルシステムです。
✕ swap領域:swap領域はメモリ不足時に使う退避用ディスク領域で、初期RAMファイルシステムではありません。
✕ MBR:MBRはディスク先頭のブートセクタ領域で、初期RAMファイルシステムを指す語ではありません。
✕ GRUBステージ1:GRUBステージ1はブートローダの最初の小さなコードで、初期RAMファイルシステムではありません。
第19問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
BIOSとUEFIに関する説明として正しいものはどれですか。
- UEFIはGPTと大容量ディスクに対応し、EFIシステムパーティション上のブートローダを起動できる✓ 正解
- BIOSは2TBを超えるディスクからの起動やGPTを前提とした新しいファームウェアである
- UEFIはMBRしか扱えず、GPTディスクからは起動できない
- BIOSはセキュアブートを標準機能として備えたファームウェアである
💡 UEFIはGPTや2TB超の大容量ディスクに対応し、ESP(EFIシステムパーティション)上のブートローダ(.efi)を直接起動できます。BIOSは伝統的にMBRの先頭セクタからブートします。
○ UEFIはGPTと大容量ディスクに対応し、EFIシステムパーティション上のブートローダを起動できる:正解。UEFIはGPTと大容量ディスクに対応し、ESP上のブートローダを起動できます。
✕ BIOSは2TBを超えるディスクからの起動やGPTを前提とした新しいファームウェアである:2TB超やGPTへの対応は新しいUEFIの特徴で、伝統的なBIOSの説明としては誤りです。
✕ UEFIはMBRしか扱えず、GPTディスクからは起動できない:MBRしか扱えずGPTから起動できないのは旧来のBIOS側の制約で、UEFIの説明として誤りです。
✕ BIOSはセキュアブートを標準機能として備えたファームウェアである:セキュアブートはUEFIの機能であり、BIOSの標準機能とするのは誤りです。
第20問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ ・ コマンド問題
#
systemd環境で、再起動せずに現在の状態から graphical.target へ切り替えるコマンドはどれですか。
- systemctl isolate graphical.target✓ 正解
- systemctl enable graphical.target
- systemctl set-default graphical.target
- systemctl mask graphical.target
💡 systemctl isolate <ターゲット> は指定ターゲットと依存だけを稼働させ、それ以外を停止して即座に状態を切り替えます(旧来の telinit に相当)。set-default は次回起動の既定変更です。
○ systemctl isolate graphical.target:正解。systemctl isolate graphical.target は今の状態から指定ターゲットへ即座に切り替えます。
✕ systemctl enable graphical.target:systemctl enable は自動起動の有効化で、現在の状態を切り替えるものではありません。
✕ systemctl set-default graphical.target:systemctl set-default は次回起動時の既定ターゲットを変更するもので、即時切り替えではありません。
✕ systemctl mask graphical.target:systemctl mask はユニットの起動を禁止する設定で、ターゲットへの切り替えではありません。
第21問 ・ LPIC-1 / システムアーキテクチャ
SysVinit のランレベル6(再起動)に相当する systemd のターゲットはどれですか。
- reboot.target✓ 正解
- poweroff.target
- rescue.target
- multi-user.target
💡 ランレベル6(再起動)は reboot.target に対応します。0は poweroff.target、1は rescue.target、3は multi-user.target、5は graphical.target です。
○ reboot.target:正解。reboot.target がランレベル6(再起動)に対応します。
✕ poweroff.target:poweroff.target はランレベル0(システム停止)に相当し、再起動ではありません。
✕ rescue.target:rescue.target はランレベル1(シングルユーザ)に相当し、再起動ではありません。
✕ multi-user.target:multi-user.target はランレベル3(CUIマルチユーザ)に相当し、再起動ではありません。
▶ この分野をクイズ形式で解く