LPIC-1「デバイスとファイルシステム」練習問題(38問・解説つき)

LPIC-1(101/102 試験)「デバイスとファイルシステム」の4択問題集。正解と選択肢ごとの個別解説つきで、過去問対策・例題演習に。

主なテーマ:パーティション・マウント・パーミッション・fstab

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第1問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

シンボリックリンクを作成するコマンドは?

  1. ln file link
  2. ln -s file link✓ 正解
  3. cp -s file link
  4. mv file link
💡 ln -s でシンボリックリンクを作成。-s無しはハードリンク(同一iノードを参照)になります。
✕ ln file link:ln file link は-s無しでハードリンクを作成し、シンボリックリンクにはなりません。
○ ln -s file link:正解。ln -s file link でシンボリックリンク(別ファイルへの参照)を作成します。
✕ cp -s file link:cp -s はGNU拡張ですが本来cpはコピー用で、リンク作成の標準手段ではありません。
✕ mv file link:mv file link はファイルの移動/改名で、リンクの作成ではありません。
第2問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

ファイルシステムごとの空き容量を確認するコマンドは?

  1. du
  2. df✓ 正解
  3. ls -l
  4. free
💡 dfはマウント単位の空き容量を表示。duはファイル/ディレクトリの使用量、freeはメモリ確認です。
✕ du:du はファイル/ディレクトリの使用量を集計するコマンドで、空き容量表示ではありません。
○ df:正解。df はマウントされたファイルシステム単位の空き容量を表示します。
✕ ls -l:ls -l はファイルの詳細一覧表示で、FSの空き容量は表示しません。
✕ free:free はメモリ/スワップの使用状況確認で、ディスク空き容量は対象外です。
第3問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

ディレクトリの使用量を集計するコマンドは?

  1. df
  2. du✓ 正解
  3. ls -s
  4. stat
💡 duはディレクトリ/ファイルの使用量を集計(du -sh で合計を人間可読表示)。dfは空き容量です。
✕ df:df はファイルシステム単位の空き容量表示で、ディレクトリ使用量の集計ではありません。
○ du:正解。du はディレクトリ/ファイルの使用量を集計します(du -sh で合計表示)。
✕ ls -s:ls -s はブロック数の表示で、再帰的な使用量集計の用途ではありません。
✕ stat:stat はファイルのメタ情報表示で、使用量の集計はしません。
第4問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

デバイスをマウントポイントに接続するコマンドは?

  1. mount✓ 正解
  2. fsck
  3. mkfs
  4. df
💡 mount <デバイス> <マウント先> で接続。恒久化は/etc/fstabに記述。fsckは検査、mkfsは作成です。
○ mount:正解。mount <デバイス> <マウント先> でデバイスをマウントポイントに接続します。
✕ fsck:fsck はファイルシステムの検査・修復で、マウントはしません。
✕ mkfs:mkfs はファイルシステムの作成で、デバイスの接続(マウント)ではありません。
✕ df:df は空き容量の表示で、マウント操作は行いません。
第5問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

パーティション上にファイルシステムを作成するコマンドは?

  1. mount
  2. mkfs✓ 正解
  3. fsck
  4. fdisk
💡 mkfs(例 mkfs.ext4)でFSを作成します。fsckは検査・修復、mountは接続、fdiskはパーティション操作です。
✕ mount:mount はデバイスを接続するコマンドで、ファイルシステムの作成はしません。
○ mkfs:正解。mkfs(例 mkfs.ext4)でパーティション上にファイルシステムを作成します。
✕ fsck:fsck はファイルシステムの検査・修復で、新規作成はしません。
✕ fdisk:fdisk はパーティションテーブルの操作で、FS自体の作成はしません。
第6問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

ディレクトリに付与すると、その中のファイルを削除・改名できるのは所有者(と root)に限定される特殊ビットはどれか。/tmp で典型的に使われる。

  1. SUID
  2. SGID
  3. スティッキービット✓ 正解
  4. 実行ビット
💡 スティッキービット(数値1000)をディレクトリに付けると、ファイルの削除・改名はそのファイルの所有者・ディレクトリ所有者・rootだけに制限されます。/tmp が代表例です。
✕ SUID:SUID は実行ファイルを所有者権限で動かすビットで、削除制限の用途ではありません。
✕ SGID:SGID はグループ権限の継承や実行に関わるビットで、削除制限の用途ではありません。
○ スティッキービット:正解。スティッキービットは削除・改名を所有者・ディレクトリ所有者・rootに制限します。
✕ 実行ビット:実行ビットはファイルの実行可否を制御するもので、削除制限とは無関係です。
第7問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

実行ファイルに付与すると、実行時にそのファイルの所有者の権限で動作する特殊ビットを、記号モードで追加するコマンドはどれか。

  1. chmod u+s /usr/local/bin/app✓ 正解
  2. chmod g+s /usr/local/bin/app
  3. chmod +t /usr/local/bin/app
  4. chmod o+s /usr/local/bin/app
💡 u+s が SUID(数値4000)です。実行時にファイル所有者の権限で動作します。g+s は SGID、+t はスティッキービットです。passwd コマンドが典型例です。
○ chmod u+s /usr/local/bin/app:正解。u+s は SUID で、実行時にファイル所有者の権限で動作させます。
✕ chmod g+s /usr/local/bin/app:g+s は SGID を付与するもので、所有者権限での実行(SUID)ではありません。
✕ chmod +t /usr/local/bin/app:+t はスティッキービットの付与で、所有者権限での実行ではありません。
✕ chmod o+s /usr/local/bin/app:o+s は無効に近い指定で、SUID(所有者権限での実行)の付与にはなりません。
第8問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

ディレクトリに SGID を付けると得られる効果として正しいものはどれか。

  1. そのディレクトリ内で作成されたファイルが、作成者の所有グループではなくディレクトリの所有グループを引き継ぐ✓ 正解
  2. そのディレクトリ内のファイルを所有者しか削除できなくなる
  3. そのディレクトリ内のファイルが実行時に root 権限で動作する
  4. そのディレクトリへの書き込みが全ユーザーに許可される
💡 ディレクトリに SGID(数値2000)を付けると、その中で新規作成されるファイル/サブディレクトリの所有グループがディレクトリのグループになります。グループ共有ディレクトリで便利です。
○ そのディレクトリ内で作成されたファイルが、作成者の所有グループではなくディレクトリの所有グループを引き継ぐ:正解。SGID付きディレクトリでは作成ファイルがディレクトリの所有グループを引き継ぎます。
✕ そのディレクトリ内のファイルを所有者しか削除できなくなる:削除を所有者に制限するのはスティッキービットの効果で、SGID ではありません。
✕ そのディレクトリ内のファイルが実行時に root 権限で動作する:ファイルを root 権限で実行させるのは SUID 的な効果で、SGID の効果ではありません。
✕ そのディレクトリへの書き込みが全ユーザーに許可される:全ユーザーへの書き込み許可は通常パーミッション(o+w)の話で、SGID とは無関係です。
第9問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
$

新規作成ファイルのデフォルトパーミッションを rw-r----- (640) にしたい。シェルで設定すべき umask 値はどれか。

  1. umask 027✓ 正解
  2. umask 137
  3. umask 077
  4. umask 640
💡 ファイルの基準値666からumaskをビット減算します。666 - 027 = 640(rw-r-----)。umask はパーミッションそのものではなくマスク値を指定します。
○ umask 027:正解。基準値666からマスクを引き、666-027=640(rw-r-----)になります。
✕ umask 137:umask 137 だと 666-137=531 などとなり、640 にはなりません。
✕ umask 077:umask 077 だと 666-077=600(rw-------)となり、640 にはなりません。
✕ umask 640:umask 640 はマスク値で、パーミッションそのものを指定するものではありません。
第10問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

ext4 ファイルシステムのUUIDやラベル、ブロック数などのスーパーブロック情報を表示するコマンドはどれか。

  1. dumpe2fs /dev/sda1✓ 正解
  2. mkfs.ext4 /dev/sda1
  3. swapon /dev/sda1
  4. mke2fs -n /dev/sda1
💡 dumpe2fs はext2/3/4のスーパーブロックとブロックグループ情報を表示します。mkfs.ext4 は作成、swapon はスワップ有効化です。
○ dumpe2fs /dev/sda1:正解。dumpe2fs は ext2/3/4 のスーパーブロックやブロックグループ情報を表示します。
✕ mkfs.ext4 /dev/sda1:mkfs.ext4 はファイルシステムを新規作成するコマンドで、情報表示ではありません。
✕ swapon /dev/sda1:swapon はスワップ領域を有効化するもので、FS情報の表示ではありません。
✕ mke2fs -n /dev/sda1:mke2fs -n は作成内容のシミュレーション表示で、既存FSの情報表示ではありません。
第11問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

ext4 ファイルシステムの「最大マウント回数」や「チェック間隔」などのチューニング可能パラメータを変更するコマンドはどれか。

  1. tune2fs✓ 正解
  2. e2fsck
  3. blkid
  4. resize2fs
💡 tune2fs はext系のパラメータ(-c 最大マウント回数, -i チェック間隔, -L ラベル, -U UUID 等)を変更します。整合性チェックは e2fsck です。
○ tune2fs:正解。tune2fs は ext 系の最大マウント回数やチェック間隔などを変更します。
✕ e2fsck:e2fsck は ext 系の整合性チェック・修復用で、パラメータ変更ではありません。
✕ blkid:blkid はデバイスのUUIDやタイプを表示するもので、パラメータ変更はできません。
✕ resize2fs:resize2fs はファイルシステムのサイズ変更用で、チューニング設定ではありません。
第12問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

ブロックデバイスのUUIDやファイルシステムタイプ、ラベルを一覧表示し、/etc/fstab 記述の参照に使うコマンドはどれか。

  1. blkid✓ 正解
  2. fdisk -l
  3. free -m
  4. mkswap
💡 blkid は各ブロックデバイスのUUID・TYPE・LABELを表示します。UUIDをfstabのデバイス指定に使うと、デバイス名の変動に影響されません。
○ blkid:正解。blkid は各ブロックデバイスのUUID・TYPE・LABELを一覧表示します。
✕ fdisk -l:fdisk -l はパーティションテーブルを表示しますが、UUID等の一覧用途とは異なります。
✕ free -m:free -m はメモリ使用状況を表示するもので、デバイスのUUID表示ではありません。
✕ mkswap:mkswap はスワップ領域を初期化するコマンドで、UUID一覧表示ではありません。
第13問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

/etc/fstab のフィールドのうち、ファイルシステムをUUIDで指定する場合の第1フィールドの正しい書式はどれか。

  1. UUID=1234-abcd-...✓ 正解
  2. LABEL:/dev/sda1
  3. /dev/disk=UUID
  4. uuid(1234-abcd-...)
💡 fstab第1フィールドはデバイス指定で、UUID使用時は「UUID=値」の形式で書きます。ラベル指定は「LABEL=値」です。6フィールド(デバイス, マウント先, タイプ, オプション, dump, pass)で構成されます。
○ UUID=1234-abcd-...:正解。fstab第1フィールドのUUID指定は「UUID=値」の形式で記述します。
✕ LABEL:/dev/sda1:LABEL:/dev/sda1 は書式が不正で、ラベル指定は「LABEL=値」です。
✕ /dev/disk=UUID:/dev/disk=UUID は fstab の正しい書式ではありません。
✕ uuid(1234-abcd-...):uuid(...) という括弧付き書式は fstab では使われません。
第14問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

スワップ領域として使う新しいパーティション /dev/sdb2 を初期化(シグネチャ書き込み)するコマンドはどれか。

  1. mkswap /dev/sdb2✓ 正解
  2. swapon /dev/sdb2
  3. mkfs.swap /dev/sdb2
  4. fsck /dev/sdb2
💡 mkswap でスワップ用のシグネチャを書き込んで初期化します。その後 swapon /dev/sdb2 で有効化します。mkfs.swap というコマンドは存在しません。
○ mkswap /dev/sdb2:正解。mkswap はスワップ用シグネチャを書き込み領域を初期化します。
✕ swapon /dev/sdb2:swapon は初期化済みスワップを有効化するコマンドで、初期化自体は行いません。
✕ mkfs.swap /dev/sdb2:mkfs.swap というコマンドは存在せず、スワップ初期化は mkswap を使います。
✕ fsck /dev/sdb2:fsck はファイルシステムの検査・修復用で、スワップの初期化ではありません。
第15問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
$

現在有効なスワップ領域とその使用状況を確認するための適切なコマンドはどれか。

  1. swapon -s✓ 正解
  2. swapoff -a
  3. mkswap -L
  4. tune2fs -l
💡 swapon -s(または swapon --show、cat /proc/swaps)で有効なスワップ一覧と使用量を表示します。swapoff -a は全スワップの無効化です。
○ swapon -s:正解。swapon -s は有効なスワップ領域とその使用状況を表示します。
✕ swapoff -a:swapoff -a は全スワップを無効化する操作で、状況確認ではありません。
✕ mkswap -L:mkswap -L はスワップ作成時にラベルを付ける用途で、状況確認ではありません。
✕ tune2fs -l:tune2fs -l はext系FSのスーパーブロック情報表示で、スワップ確認ではありません。
第16問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

ext4 ファイルシステム /dev/sda3 の整合性チェックを行いたい。アンマウント状態で実行すべきコマンドはどれか。

  1. fsck /dev/sda3✓ 正解
  2. fsck /mnt/data
  3. mount -o check /dev/sda3
  4. dumpe2fs -c /dev/sda3
💡 fsck はデバイス名(マウントポイントではなく)に対して実行し、アンマウント状態で行うのが安全です。fsck はタイプに応じて e2fsck 等を内部呼び出しします。マウント中のチェックはファイルシステムを破損する恐れがあります。
○ fsck /dev/sda3:正解。fsck はデバイス名に対しアンマウント状態で実行し整合性チェックを行います。
✕ fsck /mnt/data:fsck はマウントポイントではなくデバイス名を指定するため、/mnt/data 指定は不適切です。
✕ mount -o check /dev/sda3:mount -o check は整合性チェックの手段ではなく、適切なチェックコマンドではありません。
✕ dumpe2fs -c /dev/sda3:dumpe2fs -c は最大マウント回数の設定であり、整合性チェックは行いません。
第17問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

GPTパーティションテーブルを扱える対話的パーティション編集ツールはどれか。MBR専用ツールではGPTを正しく編集できない。

  1. gdisk /dev/sdb✓ 正解
  2. mkfs.ext4 /dev/sdb
  3. blkid /dev/sdb
  4. swapon /dev/sdb
💡 gdisk は GPT(GUIDパーティションテーブル)を対話的に編集する fdisk 風ツールです。fdisk は元来MBR用ですが新しい版ではGPTにも対応します。GPTは2TiB超の容量や多数のパーティションを扱えます。
○ gdisk /dev/sdb:正解。gdisk は GPT を対話的に編集するツールで、パーティションの作成・削除・タイプ変更ができます。
✕ mkfs.ext4 /dev/sdb:mkfs.ext4 はパーティション上にファイルシステムを作成するもので、パーティション表の編集ではありません。
✕ blkid /dev/sdb:blkid はデバイスのUUID・TYPE・LABELを表示するもので、パーティション表の編集はしません。
✕ swapon /dev/sdb:swapon はスワップ領域を有効化するコマンドで、パーティションの編集はできません。
第18問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
$

ブロックデバイスとパーティションの構成を、ディスクごとにツリー形式で一覧表示するコマンドはどれか。

  1. lsblk✓ 正解
  2. lsmod
  3. lspci
  4. free
💡 lsblk は各ディスクとその配下のパーティションをツリー状に表示し、NAME・SIZE・TYPE・MOUNTPOINT などを確認できます。-f を付けるとファイルシステムタイプやUUIDも表示されます。
○ lsblk:正解。lsblk はブロックデバイスとパーティションをツリー形式で一覧表示します(-fでFS情報も表示)。
✕ lsmod:lsmod はロード済みカーネルモジュールの一覧で、ブロックデバイスの表示ではありません。
✕ lspci:lspci はPCIバス上のデバイス一覧で、パーティション構成のツリー表示ではありません。
✕ free:free はメモリ/スワップの使用状況表示で、ブロックデバイスの一覧ではありません。
第19問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

スクリプトからも扱いやすく、MBR/GPTどちらのパーティション操作にも対応するコマンドライン主体のパーティション編集ツールはどれか。

  1. parted✓ 正解
  2. df
  3. du
  4. mount
💡 parted は MBR・GPT 双方を扱え、mkpart や print などをコマンドラインで指定でき、非対話的な操作にも向きます。GUI版は gparted です。fdisk/gdisk が対話的編集の定番なのに対し、parted は柔軟な指定が特徴です。
○ parted:正解。parted は MBR/GPT 双方を扱え、コマンドライン指定でパーティションを操作できます。
✕ df:df はファイルシステム単位の空き容量表示で、パーティションの編集はしません。
✕ du:du はディレクトリ/ファイルの使用量集計で、パーティション操作ではありません。
✕ mount:mount はデバイスをマウントポイントに接続するもので、パーティション編集ではありません。
第20問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

パーティション /dev/sdb1 に XFS ファイルシステムを作成するコマンドはどれか。

  1. mkfs.xfs /dev/sdb1✓ 正解
  2. mkfs.ext4 /dev/sdb1
  3. xfs_info /dev/sdb1
  4. mkswap /dev/sdb1
💡 mkfs.xfs(または mkfs -t xfs)で XFS を作成します。XFS は高性能なジャーナリングFSで、いったん作成するとオンラインで拡張はできても縮小はできない特徴があります。mkfs.ext4 は ext4 を作成します。
○ mkfs.xfs /dev/sdb1:正解。mkfs.xfs(または mkfs -t xfs)は指定パーティションに XFS ファイルシステムを作成します。
✕ mkfs.ext4 /dev/sdb1:mkfs.ext4 は ext4 を作成するコマンドで、XFS は作成しません。
✕ xfs_info /dev/sdb1:xfs_info は既存のXFSの情報を表示するもので、ファイルシステムの作成はしません。
✕ mkswap /dev/sdb1:mkswap はスワップ領域を初期化するコマンドで、XFSの作成ではありません。
第21問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

ext4 ファイルシステムを作成するために mke2fs を使う場合、ext4 を指定する正しいオプションはどれか。

  1. mke2fs -t ext4 /dev/sdb1✓ 正解
  2. mke2fs -ext4 /dev/sdb1
  3. mke2fs --swap /dev/sdb1
  4. mke2fs -L ext4only /dev/sdb1
💡 mke2fs -t ext4 で ext4 を指定して作成します。mkfs.ext4 は内部的に mke2fs を呼び出すラッパーです。-L はボリュームラベルを指定するオプションで、ファイルシステムタイプの指定ではありません。
○ mke2fs -t ext4 /dev/sdb1:正解。mke2fs -t ext4 はファイルシステムタイプに ext4 を指定して作成します。
✕ mke2fs -ext4 /dev/sdb1:-ext4 という結合した記法は無効で、タイプ指定は -t ext4 と書きます。
✕ mke2fs --swap /dev/sdb1:--swap はスワップ作成用ではなく、スワップ初期化は mkswap を使います。mke2fsの正しい指定ではありません。
✕ mke2fs -L ext4only /dev/sdb1:-L はボリュームラベルの指定で、ファイルシステムタイプを ext4 に決めるものではありません。
第22問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

ISOイメージ image.iso を、ループバックデバイス経由で /mnt にマウントするコマンドはどれか。

  1. mount -o loop image.iso /mnt✓ 正解
  2. mount -o ro image.iso /mnt
  3. mount -t iso image.iso /mnt
  4. umount -o loop image.iso /mnt
💡 mount -o loop でファイル(ISO等)をループバックデバイスに割り当ててマウントします。読み取り専用にしたい場合は -o loop,ro のように併記します。-o ro 単独ではループバックの指定にならず、通常ファイルは直接マウントできません。
○ mount -o loop image.iso /mnt:正解。mount -o loop はファイルをループバックデバイス経由でマウントします(ISOイメージ等)。
✕ mount -o ro image.iso /mnt:-o ro は読み取り専用指定ですが、loop の指定がないため通常のファイルはマウントできません。
✕ mount -t iso image.iso /mnt:-t iso というファイルシステムタイプ名は無く(正しくは iso9660)、ループ指定もないため不適切です。
✕ umount -o loop image.iso /mnt:umount はマウント解除のコマンドで、マウントを行うものではありません。
第23問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

あるパーティションに置かれたバイナリの実行を禁止しつつマウントしたい。mount で指定する適切なオプションはどれか。

  1. noexec✓ 正解
  2. ro
  3. loop
  4. remount
💡 noexec はそのファイルシステム上のバイナリの実行を禁止します。/tmp などにセキュリティ目的で付けられます。ro は読み取り専用、loop はループバック、remount は既マウントのオプション変更です。
○ noexec:正解。noexec はマウントしたファイルシステム上のバイナリ実行を禁止します。
✕ ro:ro は読み取り専用にするオプションで、書き込みは禁止しますが実行は禁止しません。
✕ loop:loop はファイルをループバックデバイスとして扱う指定で、実行禁止とは無関係です。
✕ remount:remount は既にマウント済みのファイルシステムのオプションを変更する指定で、実行禁止そのものではありません。
第24問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

/etc/fstab の各フィールドの並び順として正しいものはどれか。

  1. デバイス, マウントポイント, FSタイプ, マウントオプション, dump, pass✓ 正解
  2. マウントポイント, デバイス, FSタイプ, dump, pass, マウントオプション
  3. デバイス, FSタイプ, マウントポイント, マウントオプション, pass, dump
  4. FSタイプ, デバイス, マウントポイント, dump, マウントオプション, pass
💡 fstab は左から「デバイス(またはUUID=/LABEL=) / マウントポイント / FSタイプ / マウントオプション / dump(ダンプ要否) / pass(起動時fsckの順序)」の6フィールドです。pass はルートが1、その他が2、検査不要が0です。
○ デバイス, マウントポイント, FSタイプ, マウントオプション, dump, pass:正解。fstab は デバイス・マウントポイント・FSタイプ・マウントオプション・dump・pass の順です。
✕ マウントポイント, デバイス, FSタイプ, dump, pass, マウントオプション:デバイスより先にマウントポイントを置く順序は誤りで、第1フィールドはデバイス指定です。
✕ デバイス, FSタイプ, マウントポイント, マウントオプション, pass, dump:FSタイプとマウントポイントの位置が入れ替わっており、正しい並びではありません。
✕ FSタイプ, デバイス, マウントポイント, dump, マウントオプション, pass:先頭をFSタイプにする並びは誤りで、第1フィールドはデバイス指定です。
第25問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

/etc/fstab の第1フィールドで、ファイルシステムを「ラベル」で指定する場合の正しい書式はどれか。

  1. LABEL=mydata✓ 正解
  2. label:mydata
  3. /dev/LABEL/mydata
  4. FSLABEL(mydata)
💡 ラベル指定は「LABEL=値」の形式で書きます。UUID指定の「UUID=値」と同様に、デバイス名(/dev/sdXn)の変動に影響されずにマウント対象を特定できます。ラベルは e2label や tune2fs -L、mkfs 時の -L で設定します。
○ LABEL=mydata:正解。fstab のラベル指定は「LABEL=値」の形式で記述します。
✕ label:mydata:label:mydata はコロン区切りで書式が誤っており、正しくは「LABEL=値」です。
✕ /dev/LABEL/mydata:/dev/LABEL/mydata というパス形式の指定は fstab では使われません。
✕ FSLABEL(mydata):FSLABEL(mydata) という括弧付きの記法は fstab では使われません。
第26問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
$

現在マウントされているファイルシステムの一覧を、ツリー形式で見やすく表示する systemd/util-linux 系のコマンドはどれか。

  1. findmnt✓ 正解
  2. fdisk -l
  3. swapoff -a
  4. mkfs.vfat
💡 findmnt は /proc/self/mountinfo 等を基にマウント済みFSをツリー表示し、TARGET・SOURCE・FSTYPE・OPTIONS を一覧できます。/proc/mounts や /etc/mtab を直接見る方法もありますが、findmnt が見やすい後継です。
○ findmnt:正解。findmnt はマウント済みファイルシステムをツリー形式で見やすく一覧表示します。
✕ fdisk -l:fdisk -l はパーティションテーブルの一覧表示で、マウント状況の表示ではありません。
✕ swapoff -a:swapoff -a は全スワップを無効化する操作で、マウント一覧の表示ではありません。
✕ mkfs.vfat:mkfs.vfat は FAT ファイルシステムを作成するコマンドで、マウント一覧の表示ではありません。
第27問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

mkswap で初期化済みのスワップ領域 /dev/sdb2 を、システムに今すぐ有効化(オン)するコマンドはどれか。

  1. swapon /dev/sdb2✓ 正解
  2. swapoff /dev/sdb2
  3. mkswap /dev/sdb2
  4. mount /dev/sdb2
💡 swapon /dev/sdb2 で初期化済みスワップを有効化します。無効化は swapoff、初期化(シグネチャ書き込み)は mkswap です。起動時から有効にするには /etc/fstab に swap の行を追加します。スワップは mount では有効化できません。
○ swapon /dev/sdb2:正解。swapon /dev/sdb2 は初期化済みのスワップ領域を今すぐ有効化します。
✕ swapoff /dev/sdb2:swapoff /dev/sdb2 はスワップを無効化する操作で、有効化とは逆です。
✕ mkswap /dev/sdb2:mkswap /dev/sdb2 はスワップ用シグネチャを書き込む初期化で、有効化そのものではありません。
✕ mount /dev/sdb2:mount はファイルシステムの接続用で、スワップ領域の有効化には使えません。
第28問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

ディレクトリ project に対し chmod 2775 を実行した。設定される所有者・グループ・その他の権限と特殊ビットの組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. rwxrwsr-x(SGID付き)✓ 正解
  2. rwsrwxr-x(SUID付き)
  3. rwxrwxr-t(スティッキー付き)
  4. rwxrwxr-x(特殊ビットなし)
💡 先頭の2はSGID(2000)を表します。残り775はrwxrwxr-xですが、グループに実行権があるためSGIDはグループ実行位置がsで表示され、rwxrwsr-xとなります。SGID付きディレクトリでは新規作成物がディレクトリの所有グループを継承します。
○ rwxrwsr-x(SGID付き):正解。先頭2はSGID、775はrwxrwxr-x。グループ実行位置がsとなりrwxrwsr-xです。
✕ rwsrwxr-x(SUID付き):SUIDは先頭4(4000)で、所有者実行位置がsになります。先頭2はSGIDなので誤りです。
✕ rwxrwxr-t(スティッキー付き):スティッキーは先頭1(1000)で、その他実行位置がtになります。先頭2はSGIDなので誤りです。
✕ rwxrwxr-x(特殊ビットなし):先頭の2は特殊ビット(SGID)を表すため、特殊ビットなしという説明は誤りです。
第29問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

現在のumaskが022のとき、新しく作成される通常ファイルと新しく作成されるディレクトリの既定パーミッションの組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. ファイル644、ディレクトリ755✓ 正解
  2. ファイル755、ディレクトリ644
  3. ファイル666、ディレクトリ777
  4. ファイル640、ディレクトリ750
💡 ファイルは基準666からumaskをビット減算して666−022=644(rw-r--r--)、ディレクトリは基準777から777−022=755(rwxr-xr-x)になります。ファイルに実行ビットが付かないのは基準値が666のためです。
○ ファイル644、ディレクトリ755:正解。666−022=644、777−022=755 でファイル644・ディレクトリ755になります。
✕ ファイル755、ディレクトリ644:ファイルとディレクトリの値が入れ替わっており、基準値の扱いが逆で誤りです。
✕ ファイル666、ディレクトリ777:666と777は基準値そのもので、umask 022を適用していないため誤りです。
✕ ファイル640、ディレクトリ750:640・750はumask 026や027の結果に近く、022の計算結果ではありません。
第30問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

共有ディレクトリ /srv/team に対し chmod 1777 を実行した。このディレクトリの動作として正しいものはどれか。

  1. 全員が書き込めるが、ファイルの削除・改名はそのファイルの所有者(とディレクトリ所有者・root)に限定される✓ 正解
  2. ファイルを実行すると常にディレクトリ所有者の権限で動作する
  3. 新規作成ファイルがディレクトリの所有グループを必ず継承する
  4. 全員が読み取りできるが書き込みは所有者だけに制限される
💡 先頭の1はスティッキービット(1000)、777はrwxrwxrwxです。スティッキービット付きで全員書き込み可能なディレクトリでは、各ファイルの削除・改名はそのファイル所有者・ディレクトリ所有者・rootに限定されます。/tmp と同じ仕組みです。
○ 全員が書き込めるが、ファイルの削除・改名はそのファイルの所有者(とディレクトリ所有者・root)に限定される:正解。スティッキービット(1)+777で、全員書込み可だが削除は所有者等に限定されます。
✕ ファイルを実行すると常にディレクトリ所有者の権限で動作する:実行時に所有者権限で動くのはSUID(4000)の効果で、スティッキービットではありません。
✕ 新規作成ファイルがディレクトリの所有グループを必ず継承する:所有グループを継承させるのはSGID(2000)の効果で、スティッキービットではありません。
✕ 全員が読み取りできるが書き込みは所有者だけに制限される:777は全員に読み書き実行を許可しており、書き込みを所有者に限定する説明は誤りです。
第31問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

実行ファイル /usr/local/bin/tool に対し chmod 4755 を実行した。ls -l で表示される権限文字列として正しいものはどれか。

  1. -rwsr-xr-x✓ 正解
  2. -rwxr-sr-x
  3. -rwxr-xr-t
  4. -r-sr-xr-x
💡 先頭の4はSUID(4000)、755はrwxr-xr-xです。SUIDは所有者の実行位置に作用し、所有者に実行権があるためxがsに変わり、-rwsr-xr-x になります。passwd コマンドが典型例です。
○ -rwsr-xr-x:正解。4(SUID)+755で所有者実行位置がsとなり、-rwsr-xr-x になります。
✕ -rwxr-sr-x:グループ実行位置のsはSGID(2000)の表示で、SUID(4000)の結果ではありません。
✕ -rwxr-xr-t:その他実行位置のtはスティッキー(1000)の表示で、SUIDの結果ではありません。
✕ -r-sr-xr-x:-r-sr-xr-x は所有者の書き込み権がない表示で、755(所有者rwx)と矛盾し誤りです。
第32問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

システム全体からSGIDビットが設定されたファイルだけを検索したい。正しいコマンドはどれか。

  1. find / -perm -2000 -type f✓ 正解
  2. find / -perm -4000 -type f
  3. find / -perm 2000 -type f
  4. find / -perm -1000 -type f
💡 SGIDは8進数で2000です。-perm -2000 は先頭に「-」を付けることで「2000のビットが立っている」ファイルにマッチします。4000はSUID、1000はスティッキービットです。-(マイナス)無しの 2000 は完全一致検索になり実用的ではありません。
○ find / -perm -2000 -type f:正解。-perm -2000 はSGID(8進2000)が立つファイルにマッチします。
✕ find / -perm -4000 -type f:-perm -4000 はSUIDの検索で、SGIDの検索ではありません。
✕ find / -perm 2000 -type f:-perm 2000 は「-」が無く完全一致検索となり、他ビットを含むSGIDファイルを取りこぼします。
✕ find / -perm -1000 -type f:-perm -1000 はスティッキービットの検索で、SGIDの検索ではありません。
第33問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

ハードリンクとシンボリックリンクの違いについて、正しい説明はどれか。

  1. ハードリンクは元ファイルと同じiノードを共有するため、別のファイルシステムをまたいで作成できず、ディレクトリには通常作成できない✓ 正解
  2. ハードリンクは元ファイルとは別のiノードを持ち、元を削除すると必ず参照できなくなる
  3. シンボリックリンクは元ファイルと同じiノードを共有するため、ファイルシステムをまたげない
  4. シンボリックリンクは元ファイルのiノード番号をコピーして保持するため、リンク先の移動に影響されない
💡 ハードリンクは元と同一iノードを指すため、iノードはファイルシステムごとに固有で、別FSをまたいで作成できません。またディレクトリへのハードリンクは通常許可されません。シンボリックリンクはパス文字列を保持する別iノードのファイルで、FSをまたげますが、リンク先を消すとリンク切れになります。
○ ハードリンクは元ファイルと同じiノードを共有するため、別のファイルシステムをまたいで作成できず、ディレクトリには通常作成できない:正解。ハードリンクは同一iノードを共有し、別FSをまたげず、ディレクトリには通常作れません。
✕ ハードリンクは元ファイルとは別のiノードを持ち、元を削除すると必ず参照できなくなる:ハードリンクは元と同一iノードを共有し、別名を消しても他のリンクが残れば参照できます。
✕ シンボリックリンクは元ファイルと同じiノードを共有するため、ファイルシステムをまたげない:同一iノードを共有するのはハードリンクで、シンボリックリンクは別iノードを持ちます。
✕ シンボリックリンクは元ファイルのiノード番号をコピーして保持するため、リンク先の移動に影響されない:シンボリックリンクはパス文字列を保持するもので、iノード番号をコピーするわけではありません。
第34問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

ファイル report.txt の所有グループだけを staff に変更したい。所有ユーザーは変更しないものとする。正しいコマンドはどれか。

  1. chgrp staff report.txt✓ 正解
  2. chown staff report.txt
  3. chmod g=staff report.txt
  4. chgrp report.txt staff
💡 chgrp <グループ> <ファイル> で所有グループのみを変更します。chown では「chown :staff report.txt」のように先頭にコロンを付ければグループのみ変更できますが、「chown staff」は所有ユーザーを変えてしまいます。chmod は権限変更でグループ所有者は変えられません。
○ chgrp staff report.txt:正解。chgrp staff report.txt は所有グループのみを staff に変更します。
✕ chown staff report.txt:chown staff report.txt は所有ユーザーを staff に変更してしまい、グループ変更ではありません。
✕ chmod g=staff report.txt:chmod は権限(rwx)の変更用で、所有グループの変更はできません。
✕ chgrp report.txt staff:引数の順序が逆で、staff というファイルを操作しようとして失敗します。
第35問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
#

アンマウントされている ext4 ファイルシステム /dev/sdb1 の整合性を検査・修復するコマンドとして、最も適切なものはどれか。

  1. fsck -t ext4 /dev/sdb1✓ 正解
  2. tune2fs /dev/sdb1
  3. mkfs.ext4 /dev/sdb1
  4. dumpe2fs /dev/sdb1
💡 fsck はファイルシステムの検査・修復を行うフロントエンドで、-t ext4 で種類を指定できます(ext系の実体は e2fsck)。マウント中の実行はデータ破損の危険があるためアンマウント後に行います。tune2fs はパラメータ変更、mkfs.ext4 は作成(データ消去)、dumpe2fs は情報表示です。
○ fsck -t ext4 /dev/sdb1:正解。fsck(ext系はe2fsck)はFSの整合性検査・修復を行います。アンマウント後に実行します。
✕ tune2fs /dev/sdb1:tune2fs はマウント回数やラベル等のパラメータ変更で、整合性の検査・修復はしません。
✕ mkfs.ext4 /dev/sdb1:mkfs.ext4 はファイルシステムを新規作成し既存データを消すため、検査・修復ではありません。
✕ dumpe2fs /dev/sdb1:dumpe2fs はスーパーブロック情報の表示で、整合性の修復は行いません。
第36問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

FHS(Filesystem Hierarchy Standard)において、印刷キューやメールキューなどスプール用の可変データが置かれる標準ディレクトリはどれか。

  1. /var/spool✓ 正解
  2. /usr/local
  3. /etc/spool
  4. /tmp/spool
💡 FHSでは可変データは /var 以下に置かれ、スプール(印刷・メール・cron等のキュー)は /var/spool に配置されます。/usr は読み取り専用の共有データ、/etc は設定ファイル、/tmp は一時ファイル用で、いずれもスプールの標準位置ではありません。
○ /var/spool:正解。FHSではスプール用の可変データは /var/spool に配置されます。
✕ /usr/local:/usr/local は管理者がローカルに導入するソフト用で、スプールの標準位置ではありません。
✕ /etc/spool:/etc は設定ファイル用ディレクトリで、スプールデータは置かれません。
✕ /tmp/spool:/tmp は一時ファイル用で、スプールキューの標準位置ではありません。
第37問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム

FHSにおける /bin と /sbin の用途の違いとして正しいものはどれか。

  1. /bin は一般ユーザーも使う基本コマンド、/sbin は主にシステム管理者(root)が使う管理用コマンドを置く✓ 正解
  2. /bin はカーネルモジュール、/sbin はシステムログを置く
  3. /bin はユーザーのホームディレクトリ、/sbin は設定ファイルを置く
  4. /bin は一時ファイル、/sbin はスワップ領域を置く
💡 FHSでは /bin に ls や cp など一般ユーザーも使う基本コマンド、/sbin に fsck や mount など主にroot が使うシステム管理用コマンドを配置します。どちらもシングルユーザーモードでも必要な基本的な実行ファイルが対象です。
○ /bin は一般ユーザーも使う基本コマンド、/sbin は主にシステム管理者(root)が使う管理用コマンドを置く:正解。/bin は一般ユーザー向け基本コマンド、/sbin は管理者向け管理コマンドを置きます。
✕ /bin はカーネルモジュール、/sbin はシステムログを置く:カーネルモジュールは /lib/modules、ログは /var/log で、/bin・/sbin の用途ではありません。
✕ /bin はユーザーのホームディレクトリ、/sbin は設定ファイルを置く:ホームは /home、設定は /etc で、/bin・/sbin はコマンドを置くディレクトリです。
✕ /bin は一時ファイル、/sbin はスワップ領域を置く:一時ファイルは /tmp、スワップは専用パーティション等で、/bin・/sbin の用途ではありません。
第38問 ・ LPIC-1 / デバイスとファイルシステム ・ コマンド問題
$

ディスクの空き容量を、人間が読みやすい単位で表示するコマンドはどれですか。

  1. df -h✓ 正解
  2. du -h
  3. df -i
  4. fdisk -l
💡 df はファイルシステムの使用量、-h で読みやすい単位にします。du はディレクトリ使用量、df -i はinode使用量です。
○ df -h:df -h はファイルシステムの空き容量を読みやすい単位で表示する正しい指定です。
✕ du -h:du -h はディレクトリやファイルの使用量を表示し、空き容量は表示しません。
✕ df -i:df -i はディスク容量ではなくinodeの使用状況を表示します。
✕ fdisk -l:fdisk -l はパーティション情報を一覧するコマンドで、空き容量は表示しません。
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